クライスラーPTクルーザ整備事例 A/T(オートマチックトランスミッション)

クライスラーPT 変速しない(リンプインモード)

症状:走行中に、シフトしなくなる。(リンプインモード)状況によりバッテリーが上がる。
原因:TCM(トランスミッションコンピュータ)の配線がバッテリートレーに干渉していて、その破損部位がトランスミッションケースに接触してショートしていました。
修理方法:配線を修理し干渉を回避させるためにハーネスの取回しを変更して完治しました。

クライスラーPT AT変速しない/2速ホールド

症状:走行中、ATが変速しなくなる。オートスティックも効かない。症状が出たり出なかったりする。
原因:EATXリレー出力〜TCMの EATXリレー入力間がハーネスを動かすと導通がなくなることを確認。PCM側端子はOK。PDC分解してEATX リレー出力端子のピンを取り外して確認すると配線が正常に取り付けされておらず、接触不良を起こしていました。
修理方法:EATXリレー出力側ピン配線取付やり直してハンダ付け修理実施して完治しました。

クライスラーPT A/Tシフトアップせず、 2速固定

症状:冷間から試運転時(油温 ・ 冷間から試運転時(油温 30〜40℃程度)は、1〜2〜3速とアップしていくが、水温60℃位でリンプインする。 シフトショックも大きくなる。
入力されていたDTC
PCM(パワーコントロールモジュール) : P0700 Internal TCM Internal TCM
TCM(トランスミッションコントロールモジュール) : P0731/P0705/P1790
原因:テスターにて、シフトレバー位置点検⇒ エラーコード3(T3/C3スタック) 入力。⇒TRS8番 ATソレノイドスイッチで断線有、修理実施。=>エラーコード3は消えるも、事象解消せず。Pレンジ(960rpm)アイドリング中、Inputシグナル 0rpmを確認。⇒スピードモニターテストでDレンジからスタートすると、Outputシグナルは上昇、Inputは0rpm。Inputセンサーアースがヒートチューブ内で断線していました。
修理方法:アース線修理して完治しました。

クライスラーPT TCM(トランスミッションコントロールユニット)

クライスラーPT ノーレスポンス

症状:A/Tリンプイン メーター内シフトインジケーター ランプ全点灯。
原因:ヒューズブロック内16番10Aヒ ューズ切れの為、TCMノーレス ポンス状態。MIC(メーター)裏で金属部と接触している箇所ありテーピングはがすと配線がシ ョートしていた。
修理方法:ヒューズ交換及び配線修理して完治しました。

 

クライスラーPT 不動

クライスラーPT 前にも後ろにも進まない

症状:低速走行中に「ガタッ」と音がした。停車したら車両が前進後進出来なくなった。
入力されていたDTC:P0944、P0641、P0732、P1790
原因:油圧が上がらない。オイルポンプ点検・外観破損等は無い。ミッション分解確認、フロントポンプ内部にボルトが挟まってギヤが砕けていた。ドライブシャフトにギヤの金属破片が付着していた。ATボディも損傷している。 ボルトはバルブボディ固定用の物と判断しました。
修理方法:ミッションAssy交換して完治しました。

クライスラーPT 異音

クライスラーPT ミッション内部からの音

症状:Park、Nutralレンジで「カチカチ」音がする。DとRレンジでは音がしない。
原因:オイルパンを外すと金属粉が多く見られる。分解したところオーバードライブクラッチプレートが割れていました。
修理方法:必要部品が本国にも無く、入荷見込みが立たない為、致し方なくAssyの交換を行いました。

クライスラーPT 振動

クライスラーPT 走行中に車体が揺れる

症状:低速時、一定速度及び、加速時車体が揺れる
原因:アクセル一定及び、踏み込んだ時のみ、ミッションあたりからジャダーがする。テスト結果から、ミッション内部よりジャダーが起きているようでした。コンバーター内のクラッチがの誤作動が疑いました。
修理方法:コンバーターを交換しコンバーターの馴らし運転実施したところジャダーが収まり完治しました。

クライスラーPT MIL点灯

クライスラーPT MIL点灯 A/Tシフトショック大 リンプイン

症状:MIL点灯。1-2シフトショックが大きい。一度2速に入ると変速せず。リンプイン状態になる。エンジンを始動しなおすと1
速に入るが再びリンプイン状態になる。
入力されていたDTC
PCM:P0700 トランスミッション コントロールシステム
TCM:P0731 ギヤレシオ エラー イン 1速
TCM:P1790 フォルト イミディエタリ アフタ
原因:TCMイベントデータよりタービンスピード0rpmになっている。インプットセンサ単品点検。 抵抗:0.78kΩ (新品:0.79kΩ) ⇒正常。パーキング時(アイドル:700rpm) インプットセンサ電圧 2.66V 0.732KHzオシロスコープ波形にて確認。正常車両と比較問題なし。TCM、PCM配線コネクタに不具合は見られない為、PCM内部不良と判断しました。。
修理方法:PCM交換して完治しました。

page top