敬虔な【N2教徒】の方は読まないでください。あなたのためです。
では、はじめていきましょう。
あなたは、愛車のタイヤに、窒素ガスを入れてますか?
タイヤに窒素ガスを入れることによるメリットでよく言われているのが、
@空気が抜けにくい
A劣化防止効果
B燃えにくい
C燃費が良くなる
Dロードノイズが減少する
などが挙げられますが、真相はどうなのでしょうか?
じっくりと掘り下げていきます。
【窒素ガスとは?】
窒素ガスは、不燃性・不活性のガスで、通常空気中に約78%の割合で存在しています。
酸素に比べると、タイヤの素材であるゴム分子を通り抜けにくいことが特徴です。
そのため、タイヤの空気圧が低下しづらくなります。
また、不活性であるため、酸化防止にも役立ちます。
不燃性でもあるので、火災などの災害防止にも効果があります。
【なぜタイヤに窒素ガスを入れるの?】
なぜタイヤに窒素ガスを入れるのか?
これは、航空機が発祥のようです。
航空機に使用されているタイヤは、400tの機体を支えながら、時速300kmで使用されるスーパータイヤです。
旅客機のタイヤは、まじかで見る機会は少ないですが、直径1.2〜1.4mほどあり、トラックのタイヤと同じ位で幅が若干広いというものです。
ただし、空気圧は1200〜1400キロパスカルという高圧で、トラックなどの約2倍。
1本で支えられる重量は、20〜26tで約10倍です。
乗客数約500人の旅客機の場合、燃料を満載にした離陸時の総重量は、約400tにもなりますが、それを18本のタイヤで支えていて、しかも約30秒で0〜300km/hまで速度を上げる猛烈な加速で滑走路を走行して離陸するために必要で巨大な浮力を作り出します。
これは、超重量物を運ぶ建設用車両と超高速で走行する「F-1」の性能を一度に実現したようなものです。
この驚きのパワーを支える秘密は、鋼鉄製のベルトを、幾重にも編み込んだ強靭な構造になっているのです。
では、なぜこのスーパータイヤに窒素ガスを充填するのでしょうか?
それは、万全の安全対策にかかせないものなのです。
何百人という人の命を預かる航空機のタイヤに、窒素ガスを充てんすることは、単に充填サイクルを減らすためだけではなく、多くの安全上のメリットがあるからです。
このあと、ザクザクと掘り下げていきます興味ある方は=>こちらから