ダッジ ジープ クライスラー修理専門 Scan Repair technique 

クライスラー・ジープ・ダッジ知ってて安心、共通の注意事項

クライスラー・ジープ・ダッジの車両に共通する注意事項が、いくつかあるので紹介しておきます。

バッテリー

クライスラー・ジープ・ダッジの車両で数年使用しているバッテリーは、基本的に約20日間、全く動かさない状態が続くと、バッテリーが上がると思ってください。(サービスマニュアルに記載されています)

バッテリーあがりによる副作用

クライスラー・ジープ・ダッジの車両はバッテリーが上がることによって副作用があります。
時計などが狂ってしまうのは、当然ですが、PCM(エンジンコンピュータ)内部のメモリーが消えてしまいます。
これによって、それまで学習してきた記憶が全て消えてしまうのです。
正常な状態で、メモリーが消えてしまう分には良いのですが、エンジンに何らかのトラブルが在ってメモリーが消えてしまうと、起きていたトラブルを直すことができなくなります。

例えば、エンジンチェックランプが点灯したからと言って、ランプを消灯させるための一時しのぎに、バッテリーを外してしまうと、ランプは消灯しますが、学習したものも消えてしまうので、トラブルを抱えたまま二度とエンジンチェックランプが点灯しなくなります。
トラブルを抱えている状態が【正常】と学習してしまうのです。

このような副作用があるので、バッテリーは定期的な交換をおすすめします。

ヘッドライト

クライスラー・ジープ・ダッジの車両は純正ハロゲンバルブからHIDまたはLEDバルブに変更すると、エンジン停止中は普通に点灯しますが、エンジンが作動すると点滅します。
この状態で、使用し続けるとHIDまたはLEDバルブによろしくありません。

なぜこのような症状が出るのか?

夜間、ヘッドライトを点灯して停車中に、電動ファンなどが作動して、電気的な負荷がかかると、瞬間的にヘッドライトが暗くなることがありますが、クライスラー・ジープ・ダッジの車両は暗くなりません。暗くならないようにプログラムされているのです。
そのプログラムの影響で、HIDやLEDに変更すると点滅してしまうのです。

購入する際には、クライスラー・ジープ・ダッジに対応している製品をおすすめします。

純正でHIDが装着されているモデルであれば、コンピュータの書き換えが可能なモデルもあるので、ご相談ください。

中古の部品の取り付け

2005年より新しいモデルは、すべてのモジュールを車両が認識していて、VINも入力されているので、同じ年式の同じ型のものと交換しても、使用できないことがあります。
取り付けたことによって、他のものが誤作動する恐れがあるので、中古で購入して取り付けるのは止めましょう。

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